ドアをトントンしてね / Knock! Knock!

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スウェーデンの作家アンナ ー クララ・ティードホルムの絵本。本を開くと青いドアの小さなおうちがあります。めくると左ページには「Knock! Knock! Anyone home? とんとん!誰かいますか?」と書かれていて、右ページは全面青色のドア! ノックしながらページをめくると、かわいい赤ちゃんのいる部屋。部屋の中には別の色のドアがあるので、ドアを開けて(ページをめくって)いくと、うさぎや猫や楽しい住人のいる部屋が次々に現れます。最後に開けるドアはどこへつながっているのでしょう。

「Knock! Knock! 」といいながらドアをノックする子どもたち。次はどんな部屋かなぁとめくるときにドキドキしているみたいです。「MUNCH, MUNCH, MUNCH! むしゃむしゃむしゃ!」とか「SNORE, SNORE, SNORE! ぐうぐうぐう!」などの擬音語もたくさんあって楽しいです。

この本との出会いは、わたしたちのお気に入りのカフェ・milou(ミル)。オーナーの鈴木さんがこの本の和書をお子さんに読み聞かせしていたのです。とてもかわいくて仕掛けも面白い絵本だなと思ったのですが、いまは絶版なのだそうです。
訳者は「セーラーとペッカ」シリーズやウルフ・スタルク作品も訳されている菱木晃子さん。「たたいてみよう」のタイトルで1995年に出版されていました。そんなに古い作品でもないし、とても面白いのに残念…。
原書はスウェーデン語で書かれているのですが、英語の本はないかなと思って探したら、こちらはごく最近出版されていて購入することができました。英語も簡単ですし、単純な繰り返しなので読みやすい。子どもたちもすぐ覚えることができるのでお薦めです。

Knock! Knock!
Author and Illustrator / Anna-Clara Tidholm
Publisher / MacKenzie Smiles
2009