きっとだれかに似てるはず/MR. MEN AND LITTLE MISS

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このシリーズとの出会いは20年ぐらい前でしょうか? 当時はイラストのかわいさにひかれ、ストーリーはよくわからないまま、お気に入りの絵本として本棚に飾っていました。しばらくして洋書読書を始めたとき、この本のことを思い出しました。そして子どもたちに読み聞かせしながら「なるほど!こういう話だったのか」と自分でも楽しい発見がありました。
くすぐるのが大好きな「MR. TICKLE」や、食いしん坊の「MR. GREEDY」、なんにでも鼻をつっこむ「MR. NOSEY」、友だちをハッピーにする「MR. HAPPY」、笑顔がキュートな「LITTLE MISS SUNSHINE」など、ひとりひとりのキャラクターがそれぞれ個性豊かで、ストーリーも本当に面白いです!
そんなユニークなキャラクターが生まれたのは、作者であるRoger Hargreaves(ロジャー・ハーグリーブス)の息子Adamの素朴な質問がきっかけ。「What a tickle looked like?(くすぐるってどんなものなの?)」からシリーズ初のキャラクター「MR.TICKLE」が生まれたそうです。(Wikipediaより)
最近になって和書も出版されたので、ご覧になった方も多いと思います。でもわたしはやっぱり洋書をおすすめします。たとえば「MR.GREEDY」では「大きな」という意味の4つの単語「huge」、「enormous」、「gigantic」、「colossal」を覚えました。「A huge enormous gigantic colossal plate, and on the plate huge enormous gigantic colossal sausages the size of pillows…(大きな大きな大きな大きなお皿の上には、大きな大きな大きな大きな枕なみのソーセージ…)」、大きいという単語もひとつじゃないんだなぁと。これらの単語によるリズムの良さや楽しさは洋書ならでは。洋書をそのまま読む醍醐味だと思うのです。

Mr. Men and Little Miss
Author and Illustrator / Roger Hargreaves
Publisher / Egmont Publishing
1971