みんなでキッザニアへ。

先週の日曜日、キッザニア甲子園に行った。クルマの中で子どもたちにどんな仕事をしたいのか尋ねると迷わず「パン、ピザ、寿司」と食べ物コンボ。予想はしていたのだけど、つい笑ってしまう。でもほかの子どもたちも同じらしく、食べ物系のお店はあっという間に行列に。兄弟の第一希望だったのパン屋さんも2時間待ちだった。
そこで予定を変更し、最初に体験したのは料理教室(運良く最初の回に参加できたので待ち時間ナシ)。子どもたちは白衣を着てコック帽をかぶり、セラミックの包丁を握ってライスバーガー作りに挑戦。楽しそうに笑い、ときおり見せる真剣な表情に僕たちも嬉しくなる。自動車修理工場ではタイヤを交換して、ピザ屋では生地を伸ばすところからピザを焼いた。ホテルではベルボーイとしてゲストを招き入れ、フロントで宿泊情報を登録した。そして病院では外科医として胃を全摘出する手術(!)を体験した。
仕事を体験する子どもたちは本当にいきいきとしていて、見ているだけでも楽しい。終わったあとに話を聞くと「ピザは200度のオーブンで4分焼くんだよ」とか、「お辞儀の角度は30度。心のなかでイチ、ニッとふたつ数えてから身体を起こすとキレイだよ」とかいろいろ教わったみたい。この日、子どもたちは全部で7つの仕事(料理教室→自動車整備→ピザ→ホテル→出版社→建設会社→病院)を体験したところで時間となり、初キッザニアを終了。長男が「楽しかったけど、疲れた。働きすぎたから」と笑うのがおかしかった。
でも子どもに比べると大人の満足度は少し低めかもしれない。入場料は1,800円(日祝日、第一部の場合)とそこそこかかるのだけど、子どもの様子を見るぐらいしかすることがないのだ。最初はよくても6時間の長丁場を持て余す人が多くて、ベンチでケイタイをいじってたりDSでゲームしたり。保護者ラウンジでテレビをぼんやり見ている人も多かった。もっと大人も楽しめる工夫があればいいのにと思う。
僕はといえばカメラとレンズ3本を持参し、撮影三昧。それこそシャッターチャンスの連続であっという間の6時間。仕事でそれだけ撮り続けるのはかなりしんどいだけど、子どものことだと楽しいと言えるから不思議(笑)。そうそう、ビデオ持参の人も多かったけど、ブースの多くはガラスで仕切られ声が聞こえないから、カメラでかわいい姿や一生懸命働く様子を切り取る方がいいかもしれない。またブースが奥まっているところも少なくないので、200mm程度の望遠レンズがあるとモアベター(APS-Cサイズのデジタル一眼の場合。35mm換算だと300mm程度)。コスプレした子どものきりりとした表情やとびきりの笑顔を収めることができる。

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