思いがけないごほうび。

昨日は二男の授業参観日。あいにく僕もキムラも忙しくて欠席しようと思っていた。内容も九九や暗唱やヨーヨーやコマ回しの発表とちょっとゆるめ。まぁ行かなくてもいいよねなんて。
でもあまりの天気の良さに、ふたりでさんぽがてら行くことになった。幸い、二男は3番目だったので、彼のあやとりを見て(四段・六段・八段ばしご、連続あやとりで盃→エプロン→豆電球など)中座。小春日和の通学路を歩いて帰ってきた。
そして夜。二男がランドセルから取り出したのは、「お父さんへ おかあさんへ かんしゃじょう」。本当は参観の最後に渡すはずだったけど、僕たちが途中で帰ってしまったから、渡せなかったらしい。ゴメンゴメンと謝って、「ぼくは学校へ入学して、2年間になりました」で始まる少し拙い文章の意味を聞く。
「いつもそだててくれてありがとう。」ってどういう意味? とたずねると、「毎日のごはんとか、お風呂とか」。そして「まだ12年間つきあってください。」はと聞くと、8歳の彼は真顔で「ハタチになると、自分でいろいろできるようになるでしょう。ごはんも作れるようになるし、車の運転だってできるし。結婚だってできるし。」と。ふだんはマイペースが目にあまる二男だけど、彼なりに成長しているんだなぁと感心。久しぶりに抱き上げるて重いなぁと言うと「28キロあるよ」と笑う。そっかそっか。
毎年この時期はなにかと忙しくて、気がついたら春になっているのだけれど、子育てもきっとそうなんだよね。ふたりともどんどん大きくなって、あっという間に大人になってしまうのだろう。そういう事を考え始めると寂しくなるのでやめるけど(笑)、今日みたいな思いがけないごほうびがあるから、子育てはやめられない。楽しいなぁと思う。

*そういえば二男は去年もこんなコトして、僕たちの涙腺を緩ませたのでした。
ありがとう、バブ