子どもとiPhone(Skype、Twitter編)。

少し間があいてしまったが、子どもとiPhoneの話のつづき。僕たちは自宅で仕事をしていて、登下校時のほとんどは自宅に在宅しているので「いってらっしゃい!」と「おかえり!」が言える。しかし、ときどき打ち合わせなどで部屋を空けると、ハラペコの長男が「おやつ、なに食べたらいいの? えー、もうちょっと食べたい」とか、さびしんぼうの二男が「いま、どこ? あとどれぐらいで帰ってくるの?」とか、どうでもよい電話をかけてくる。そこで彼らのiPhoneを使ってSkypeで電話するようにしてもらった。
子どもたちに譲ったiPhoneはソフトバンクとの契約を解除しているので、携帯電話としては使えない。でもWi-Fi(無線LAN)とSkypeがあれば電話できるし(着信側は3GでもOK)、無料だから子どもたちのどうでもよい話にものんびり付き合える。通話品質も家の電話からiPhoneにかけるよりもクリアで聞き取りやすいのも嬉しい。
また電話に出られないときにと勧めたのはTwitterだ。メールでも良いのだけど、TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)は、スリープ中のiPhoneでも即、受信され、ディスプレイに表示されるので確認が容易だ。兄弟にそれぞれアカウントをとって、みんなでDMを送り合って練習していたら、晩ごはんのあと、長男が「あ~シチューおいしかったです。」とDMしてきて、「それは直接言ってほしいなぁ」と笑ったりした。
この春、長男は5年生になったけれど携帯電話を使わせるのは、メールでのいじめ問題などもあって少々悩ましく思っていた。だけど最近のオープンなコミュニケーションは、そんな不安を和らげてくれる。ネットとふだんの生活の端境が曖昧になることで、ネットのネガティブな部分に光が差し、より常識的なコミュニケーションができるようになるのではと思うからだ。スマートフォンにせよ、パソコンにせよ、大人が正しい使い方やマナーをきちんと教えること。そしてデイリーに使いこなしていくこと。最初に手にする携帯電話がスマートフォンかもしれない彼らの世代には、大事ではと思う。

子どもとiPhone(ゲーム編)。