勝ち星は遠くても。

日曜日は子ども会のソフトボール大会だった。うちの子どもたちが所属する「なかよし子ども会」は、善戦するものの序盤の失点が響いて、7対4で負けてしまった。
子ども会に参加するようになって今年で3年目になるが、未だ本戦での勝利はない。それでも最初の頃なんて20対0とかで負けていたのだから、ずいぶんまともになってきた。今年の練習試合も1勝1敗1引き分け。みんなよくがんばってると思う。
名古屋の中心部から少し離れたこの学区は暮らしやすく、子どもの数も1学年3クラスと標準的。それでも子ども会に参加する子どもの数は減少傾向で、ソフトボール大会に参加するチームも複数の子ども会の合同になることもある。子どもは習い事などで忙しく、また親も仕事の都合などで役員を引き受けられないと参加を見送ることも多いようだ。
幸いなことに「なかよし子ども会」は子どもの数も多く、親のフォローも積極的だ。練習日には役員だけでなく、多くのお父さんやお母さんたちが駆けつける。また就任以来勝ち星に恵まれない監督さんもお仕事との調整が難しく、辞退しようかと悩まれていたそうだが、「1勝したいから」と続投を決められたという。
子どもたちは、そんな親たちのことを知ってるのか知らないのかわからない。けれども毎年確実に進歩している一人ひとりの姿とか、打上げの会であいさつした6年生の男の子のスピーチとか、子どもたちの成長する姿を目の当たりにすると、参加してよかったなぁとしみじみするし、もっと関われたらなぁと思う。
自分の子どもはもちろんかわいいし大切なのだけど、まわりの子どもたちも同じように大事じゃない? そんな気持ちにしてくれる子ども会。もし、ご近所にあれば、ぜひ一度のぞいてみてください。