子どもがハタチになるまでに。

昨日の衆議員選挙について、わたしたちのまわりではがっかりしている人が多かったです。でも民主主義に基づいて行われた選挙ですから、民意は結果通りなのでしょう。
Twitterでツイートしてみたり、Facebookでシェアしたりしても、なにも変わりませんでした。それどころか「政治的なツイートはゴメンです」というリプライさえ在りました。確かに政治的なことは、仲の良い友だち同士でもあまり話し合いません。親しい親族でさえも、だれに投票したのか知らなかったりします。
ところで、うちの小学生たちは選挙に興味津々でした。昨日は一日中「ママはだれに投票したの?」とか、「○○党が勝ったらちょうへいされるの?」ニュースで各党の党首が映し出されると「この人は良い人なの? 悪い人なの?」などと質問攻め。政策についての評価は、主観的に伝えられるけど、良い人か悪い人かなんてわかりませんよね。
わたしたちの親世代は、政治に関する教育について無関心だったと思います。わたしは保守王国と言われる地域で育ったので、政治は主義主張ではなく、付き合いだと認識していた気さえします。でも昨日の選挙を経て、政治的な考えを明言しないのは日本人の欠点ではないだろうかと考えました。わたしたちは、政治についても他者とオープンにディスカッションすることが必要ではと思うのです。同時に子どもたちにも「政治に興味を持つこと」、「投票の意義を理解すること」、「政治に対して自分なりの考えを持てるよう、過去からきちんと学ぶこと」を教えなければいけないと強く思いました。
長男は8年後に、二男は10年後に投票権を得ます。そのときまでに時代遅れの選挙制度を少しでも改めることができたらと思います。公示以降の選挙活動のネットの活用方法や、幅広い層から民意をバランスよく反映するためのネット投票など、ひとつひとつ根気よく変えていけたらと思います。
幸い、TwitterのTLでは「大人たちよ!投票に行って」とつぶやく中高校生がたくさんいたようです。そんな彼らとも意識を共有し、これからの日本を変えて行きたい。そう、いつまでもがっかり落胆しているわけにはいかないのです。若い世代をあきらめさせないように、わたしたち大人は、課せられた宿題に今日から取り組まないといけないと思うのです。