Archives for the ‘art’ Category

いのくまさんの人生をトレースするように。

刈谷市美術館で開催中の猪熊弦一郎展に家族と出かけた。今回の企画展は、絵本『いのくまさん』になぞらえられた展示になっていて、美術館初心者や、子どもたちにも親しみやすい内容になっている。
ひとりの芸術家の企画展を観る楽しみは、たくさんの作品を一度に鑑賞できるだけではない。荒削りな初期から、経歴を重ることで変遷し、深みを増していく作品。芸術家に寄り添うように順路を進むのはいつもワクワクする。今回の猪熊弦一郎展もしかり。パリ、ニューヨーク、ハワイ。マティスやピカソ、マーク・ロスコ。そのときどきの場所で、あるいは芸術家の影響を受け、猪熊さんの作品がダイナミックに変化していく様子は、彼といっしょにその人生を旅するようで感慨深い。 More… »

楽しすぎて、涙も出てくるふとん山。

13日の午後、「夏休みの豊田市美術館って、なにかやってないのかな?」と言いながらiPadを開くと、なんだこりゃ? ヘンなのやってるぞ!
早速、みんなで準備して153号線を東へ。道はお盆休みで空いていて、ほどなく美術館に到着する。いつもは静かな美術館なのに、この日は子どもたちの歓声がエントランスまでぼんやり聞こえる。小沢剛さんの「あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」で、はしゃぐ子どもたちの声だ。 More… »

再訪、猪熊弦一郎美術館。

広島のあと、僕の実家にしばし帰省してから、香川県丸亀市の猪熊弦一郎美術館へ向かった。おめあては企画展「物物」だ。
この美術館は何度か訪れているけれど、毎回、企画展と同様に楽しみにしているのが、猪熊弦一郎のユニークなコレクション。子どものおもちゃ箱をひっくり返したような、ちまちまこまごまとした玉石混淆の収集品は何度見てもワクワクする。 More… »

ON READINGで皆川明さんのお話を聞いて。

5月27日(日)、名古屋・東山公園のON READINGで開かれた皆川明さんのトークイベントに行ってきました。お店の中央に椅子を並べ本棚に囲まれた小さな会場では、皆川さんがすぐそこにいます。「目がちゃんと合うぐらいの距離なので、会話するみたいに始まってもいいのかな」。皆川さんは穏やかな声で語り始めました。 More… »

猫展2012、ありがとうございました。

2011年2月17日(金)から23日(日)の間、名古屋市東区のギャラリー・スペースプリズムでの「猫展」にキムラナオミが出品したイラストレーションを紹介します。おかげさまでたくさんの方に来ていただけました。ありがとうございました。


All the cats need is love More… »