Archives for the ‘family’ Category

幸せな食卓の行方。

先日、DISCASから2枚のDVDが届いた。「ありあまるごちそう」と「未来の食卓」。子どもたちが待っていた「トランスフォーマー・ダークサイドムーン」は華麗にパスされ、予約リスト第1位を1年以上キープしている「バグダッド・カフェ」も当然スルー。そして食べ物映画2本。リストを組んだ僕も悪いが、少し気を利かせてくれてもいいじゃないか、DISCAS。
食べ物にまつわる映画は以前から観ていた。「スーパーサイズ・ミー」、「ファーストフードネーション」、「いのちの食べかた」(妻のみ。血が苦手なのだ)も観た。いずれも話題になった映画だけど、観終わった後は暗澹たる気持ちになってしまった。そして届いた2本のうち、最初に観た「ありあまるごちそう」も同じ。乾いた絵面とやるせなさ。危機感はひしひしと伝わるけれど、じゃあ、どうしたらいいのだろうと途方に暮れてしまう。だからもう1本の「未来の食卓」を観るのも実は億劫になっていた。 More… »

食育より大切なこと。つながること。

スーパーなどで売られている野菜にも、どこどこのだれだれが作りましたというシールが貼られていることが増えた。でも実際にはその人がどんな考えで、どんなふうに野菜を作っているかはわからない。農場のURLが書かれてることもあるけれど、わざわざ見たりはしない。見ても仕方ないしと、諦めているところもあるのだろうか。
一方、西脇さんの野菜を買われているお客さんは、ほとんどが口コミなのだという。おすそ分けしたらおいしかったからと、次のだれかにつながり、その人からまた次の人へ。そんなふうにして、西脇さんのファンはゆっくりと確実に増えている。 More… »

にしわきファーム、遠足の思い出。


伊那市の有機栽培農家、にしわきファームを訪れたのは昨年の10月末。当時はまだ夏の名残があって、畑にも作物が豊富でした。ここではpetit collabo *004(pdfはこちらからどうぞ)に掲載しきれなかった遠足の様子を写真で紹介します。まずは西脇さん宅で頂いたお料理の写真からどうぞ。 More… »

男の通過点、タミヤ。

少し古い話になるけれど、毎年悩むのがクリスマスプレゼントだ。子どものリクエストどおりでは芸がないし(しかもゲームもカードも廃りの早いこと!)、お年玉もあげなきゃいけないので、できればリーズナブルにしたい。そんなとき近所のトイザらスで見つけたのがタミヤのワイルドミニ四駆(898円!)だった。
最初、兄弟はピンと来なかったみたいだけど、作り始めるとやはりそこは男子、目の色が変わっていく。でもふたりにとっては初めてのプラモデルなので、なかなかうまくいかない。切り離したパーツはランナー(部品がつながった枠)が残ったり、タイヤの取り付け方向を間違えてしまい、最初からやりなおすことになったり。それでもなんとか1時間ほどで完成。兄弟は早く走らせたくてウズウズしてるけど、その日は部屋で少しだけ走らせて、翌日、いつもの公園へ行くことにした。 More… »

今日が人生最後の日だとしたら。

2011年も残りわずかになりましたが、今年観た映画(DVD)で印象に残っている2本があります。「100歳の少年と12通の手紙」と「恋はデジャブ(原題 Groundhog Day)」です。
「100歳の少年と12通の手紙」は、白血病で余命僅かの男の子オスカーと口の悪いピザ屋の女性ローズの物語。タイトルや設定からお涙頂戴の物語を想像しますが、よい意味で期待を裏切る映画でした。オスカーはローズに勧められ、毎日神様に手紙を書きます。そして1日を10年と考えるように教示され、12日間、病室にいながらさまざまな体験を重ねていきます。1日目にはまだ思春期だったオスカーも2日目には恋に落ち、やがて結婚をし、浮気や別れも経験。ところどころに挿入される美しいシーン、風船に手紙をつなぎ寒空へ飛ばすところや、楽しい雪のクリスマスも印象的で、子どもたちにも観せてあげたい作品です。 More… »