大須観音裏のマイ食堂/安兵衛

yasube

大須に暮らしていたとき、一番お世話になったのは大須観音裏の「安兵衛」だ。peu-connuのふたりに教えてもらったのがきっかけで、忙しいときなどは週に2、3回も通っていた。今でも大須にはなにかと縁があって出かけることが多いけど、その度ごとに寄ってしまう。

お店にはいると、大・中・小のごはんと好きなおかずを選ぶ。カウンターには常時10種類以上のおかずが並び、定番の卵焼きや筑前煮などに加え、季節の野菜や魚が使われる。春にはタケノコやフキの煮物、青魚が美味しい6月ぐらいにはイワシの煮付けがたまらない。

僕たちは3つのおかずと(茄子の味噌煮、筑前煮、たこ酢。各180円)、小ご飯(150円)を頼むことが多いけど、ふたりで合計840円。このCP の高さはすさまじい。家族で出かけたときはおかず増やして、大ご飯ふたつを子どもたちと分け合って1500円でおつりが来る。すばらしい。

平日のお昼時は混み合うのでのんびり食べるのには向かないし、女性だけでは少し入りづらいかもしれない。しかしピークの時間帯は長くないから、時間をずらせばいい。また土曜日はゆったりしているので子連れでも大丈夫。おばちゃんと最近の大須の様子などを話しながら食べるのも楽しい。

演歌の流れる店内には、昼間からビールを飲んでまったりしている老夫婦がいたり。テレビの野球中継にみんなで一喜一憂したり。ニュースのだれかの演説に文句を言ったり。今の少し賑やかすぎる大須から少し時間を戻して、以前の下町らしさを感じられるのも嬉しい。

安兵衛
名古屋市営地下鉄鶴舞線「大須観音駅」1、2番出口から徒歩3分。
arrow google map