サラリーマンの友「中華カツのせ」/ 河正(矢場町)

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自宅で仕事をしていると、サッと出かけて、ガッと食べて、仕事に戻る。そんなお店が近くにほしい。でもうちは住宅街にあり、そんなお店はなかなか見つからない。近くの吉野家だってなんだかのんびりしていて調子が狂うし。
そんなことをぼんやり考えているとき、矢場町の「河正」に寄った。大須にいたときは週1ぐらいで食べに来ていたけど、ちょっと久しぶり。今の場所になる前、パルコの向かいで黒猫(ハナちゃん・♂)がいたころから通ってたから、おばちゃんたちとも顔なじみだ。
メニューは丼と麺類が中心で廉価。そのため近くで働くサラリーマンに人気で、お昼時には相席&立ち待ち必至となる。そして僕のゴールデンは「中華カツのせ」。中華そば(500円)とカツのせごはん(180円)のコンビだ。
中華そばは、オーソドックスな醤油味。厚めのチャーシューが2枚、シナチク、なると、ノリがのってる。そして(推定)人気No.1メニューのカツのせごはんは、お品書きには書かれていない、いわゆる裏メニュー。炊きたてのアツアツごはんに揚げたてのカツをのせたもので、そのカツは大きすぎて茶わんからはみ出て、二段重ねになることしばしば。揚げ油をこまめに替えられるのだろう、サクサクの衣の香りも香ばしい。
無言でのれんをくぐるサラリーマンたちは、これまた無言で丼や麺を胃袋に流し込み、楊枝をくわえ、足早に午後の仕事に戻っていく。ここは憩いの場でもなんでもない、ただの食堂なのだ。近くに住んでいるときは、落ち着かないなーと思うこともあったが、今となってはその雰囲気が懐かしい。ママ友のおしゃべりでにぎわう店で食べた後はなんだか気が抜けちゃって、午後の仕事が進まない。やっぱり昼ご飯はこうじゃなきゃと思ったのだ。

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