カリふわさっぱりな最強鰻/宮田楼(大須)
2009年11月30日(月)
僕の好きな食べ物ベスト3に欠かせないのが鰻だ。年をとって多少はあっさり嗜好になりつつあるけど、いやいや鰻は外せない。そして、鰻を食べるなら迷わず大須の宮田楼さんへ行く。熱田の有名店も行ったし、名古屋の某著名ブロガーさんが行った足助のお店も食べた。でも、僕にとってはここが一番だ。
のれんの隣のガラスケースには、普通の丼や長焼きに混じって2〜3人用の「ジャンボ丼(4,800円)」なんてメニューも出ているため、カジュアルなお店と思われるかもしれないが、大正元年(1912年!)創業という老舗。いい按配にくたびれているお店の外観や内装も雰囲気がある。
そして鰻はカリカリのふわふわ、タレもほどよい甘さでさっぱりしてる。愛媛生まれの僕にとって名古屋の味付けは全般的に濃いのだが、鰻も例外ではなく熱田のお店なんてまさにそう。だから逆に名古屋ネイティブな人には少々物足りないかもしれない(実際にそう話す友人もいた)。
混雑する昼時以外は、注文してから捌いてくれるから、鰻が出てくるまでは少々時間がかかる。僕はビール(キリンラガー)と白菜の漬け物、そして長焼き定食(2,200円)を頼んで、定食の赤身の刺身と漬け物をつまみながら待つ。店内を漂う鰻の匂いに心を躍らせつつ、チビチビやってるのが楽しいのだ。そして「おまたせしました!」の声を聞いたら、ビールをもう一本。はふーなんて言いながら、あつあつの鰻をほおばれば、至極幸せ。明日からも頑張ろうって気分になる。