月曜はミソカツの日/ことぶき屋(八事)
2009年12月7日(月)
ことぶき屋さんは八事の交差点の近くの定食屋さん。近くに大学があるためメニューは揚げ物が中心でリーズナブル。しかもボリューム満点だ。
メニューはどれもおいしいのだが、やはりイチオシはミソカツ定食(750円)。分厚いカツはこれで利益が出るのか?とよけいな心配をしてしまうほど。肉質も柔らかくジューシーで、少し甘口なミソだれとのコンビネーションもバッチリ。しかも毎週月曜日のお昼時は、ランチメニューとして630円に割引という太っ腹だ。
以前はミソカツが食べたくなると、矢場町まで出かけて有名店の行列に並んでいたけど、最近はここばかりになってしまった。開店して25年というお店は少々くたびれていているし、席数も少ないからお昼時にはすぐ満席になってしまう。だけど切り盛りするご夫婦がこまめに水を注いでくれたり、エアコンの温度を気にしてくれたりと居心地は悪くない。
そんなことぶき屋さんでミソカツを食べていると、以前、取材させていただいた初老の建築家を思い出す。当時は建築家ブームで著名な建築家がチヤホヤされていた。そこで僕は自身の名前を、作品をアピールしないのかと尋ねた。すると彼はきっぱりと答えた。「私は無名の職人でいい。地に足をつけ、毎日を動かしていけばいい」と。
週のはじめの月曜日、僕はことぶき屋さんへ行く。特別じゃないけど、すごくおいしいミソカツを食べに。真面目に頑張ってるご夫婦のごはんを頂いてると、今週もガンバローって気になるから。