食欲の秋には土鍋を。

うちのごはんはずっと土鍋で炊いている。もうかれこれ、10年ぐらいになる。以前は電気炊飯器を使っていたけれど、内釜のテフロンが破け、取り替えたものの、またすぐ破けてしまい、それを機に土鍋に変更した。最初は上手く炊けないんじゃないかとか、こびりついて洗いにくいんじゃないかとか、いろいろ不安もあった。でも炊くのは簡単だし(湯気が立ち始めたら火を止める。それでOK)、ちょっと焦がしてもおこげがおいしい。洗うのは確かに重たいし、こびりついたごはんを落とすのはなかなかしんどいけど、お米のとぎ汁を注いでしばらくすれば簡単に落ちるから大丈夫だ。
それよりなにより、土鍋で炊いたごはんは本当においしい。うちは食べ盛りな小学生ふたりがいるので、廉価なお米しか買えないけれどそれでもおいしい。炊きたてのごはんはツヤツヤで透明感がある。香りもよく、噛むとほのかにあまい。しかも冷めてもおいしい。
実は先日、朝ごはん&子どもたちのお弁当用に電気炊飯器を買った。そして炊いたごはんを食べて気付かされた。ホントに同じお米?って感じでおいしくないのだ。その違いは子どもたちも気づくほど。ツヤも香りもない。なんだろう? 火力のせいなのかな?
そんなわけで、もし炊飯器の買い替えを検討される場合は、土鍋を強く強くオススメする。本当に違うから。5合炊きとか大きいのはちょっと高いけど、小さいものは1万円でおつりがくる。最近の高機能な炊飯器(10万円とかするよね)とかも増えているけれど、断然、土鍋です。食欲の秋を支えるのは、やっぱりおいしいごはんだと思うから。