地震とラジオとTwitter。

東北地方太平洋沖地震で被災された皆様へ、心からお見舞い申し上げます。

未曾有の災害となった11日の東北地方太平洋沖地震だが、僕たちの主な情報元は相変わらずラジオだ。テレビは知人宅などで見たけれど、アナウンサーも解説する専門家の人もどこか落ち着かないというか、逼迫している感じがあって、必要以上に疲れそうだった。
もちろん、あまりに甚大な被害が出ているし、リアルタイムで悪いニュースが飛び込めば顔色も悪くし、声も震えるだろう。でも津波の押し寄せる映像とか、打ちひしがれる被災者へのインタビューとかを繰り返し見ていると、必要以上にヘビーな気持ちになるのではないか。
その点、ラジオは冷静に感じる。地震のあと、ほぼつけっぱなしにしているが疲労感は少ないし、緊急地震速報を含め、必要な情報を摂取できている安心感も大きい。また１都８県では計画停電も始まるが、消費電力が少なく、電池などでも長時間聴取できるのも大きなメリットになるだろう。
画像や映像を視聴できないデメリットはネットで十二分にまかなえる。TwitterのTL（タイムライン）では、被災地へ向けたさまざまな支援の情報や、オンラインで入金できる募金先のリストなどが多くの有用な情報が流れている。そして多くの人が被災者を悼み、また励ましあい、つながっていく様子には胸が熱くなる。ラジオとウェブとTwitter、このコンビネーションは、おそらく長期戦になるだろう復興の日々に有用だと思う。
またこれだけの地震が起きたのだから、東海地震が予想されるこの地方をはじめ、新たな地震が発生するかもしれない。幸いにしてこ地震の直接的な被害に合わなかった僕たちは、普段どおりの生活を送りながら、被災地から求められる援助に応え、そして自らも地震へ備えを整えることも大事だと思う。

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