毎日食べたい、愛おしいお菓子。

いいだ菓子店さんのことを知ったのは、尾張旭のオオロラ舎さん。素朴で飾らない焼き菓子だけど、なんともおいしく、毎日モグモグ食べても食べ飽きない。なんだろ? これ? そんなおいしさの秘密を知りたくて、いいださんにお話を伺いました。

「子どものころから作ることが好きでした。学生時代に学んだのは家具作りやインテリア。でも飲食のアルバイトでデザート作りに出会い、以来、お菓子づくりの道へ。都内のカフェやレストランのデザート部門で10年ほど働きました。」
いいださんは娘さんの誕生と同時に自宅に工房を設け、小さなお店を始めます。そのとき彼女が選んだのは、華やかなデザートではなく、スタンダードな焼き菓子でした。
「いろいろなお菓子を見たり食べたりしましたが、気がつくとドーナツやスコーン、鯛焼きなどを選んでしまう自分がいて(笑)、私はやっぱり『おやつ』が好きなんだなって。ケーキやきれいに盛りつけられたデザートも好きだけど、毎日でも食べられる身近なおやつを作りたい。上質でおいしいお菓子を作りたいと思ったんです。」 More… »