ネギの甘さとショウガの辛さがあとを引く自家製餃子。

IMG_5068
疲れたとき。風邪気味のとき。お腹の調子がイマイチのとき。ビールをガブガブ飲みたいとき。僕たちは餃子を作る。いっぱい作って、じゃんじゃん食べる。

餃子を手作りするようになったのは6、7年前になる。最初は料理本を参考にいろんな材料を試した。旨味が出るかと期待した干し椎茸は、旨味どころかすべてが椎茸味になった(入れすぎ?)。友人から「絶対入れないと!」とプッシュされた干し貝柱は、コンスタントに作るには高すぎた(作りすぎ?)。そんな試行錯誤の末、多くの材料を省きシンプルな材料に落ち着いた。

餃子の主役は、たっぷりのネギとショウガ。ネギは長ネギの太めのものを3本ほどを細かく刻み、ショウガは大きめのものを1コ丸ごとすりおろして汁ごと加える。ネギの甘さとショウガの辛みがそれぞれを引き立て、シンプルだけどおいしいタネになる。そしてネギとショウガはカラダを温め、胃腸をよいコンディションにしてくれる。

野菜に対して肉はきわめて少ないが、野菜の旨味で物足りなさは感じない。また肉を使わない分、チーズやカレーなどの変わり種を作る。チーズは皮の端からあふれて焦げた匂いが食欲をそそる。なんにでも合う合うカレーは餃子とも相性バッチリで、いつも子どもたちと取り合いになる。

包んだ餃子はフライパンで焼き餃子に、中華鍋とせいろで蒸し餃子にする。僕はカリカリの焼きが好きだけど、フワフワプリプリの蒸しもなかなか。油を使わないから数も進む。毎回、家族4人で100コぐらい? 食べ過ぎかなぁ。やっぱり。

* 材料(120コ分)

キャベツ 1/3コ
ニラ 1束
長ネギ 3本
ショウガ 1コ
豚挽肉 100g
ニンニク 1片
大葉 15枚
エビ 5尾
塩 小さじ2
こしょう 少々
ごま油 大さじ2
皮 120枚

※ 餃子用として脂身の多い豚挽肉も売られているが、こちらを使った場合はごま油は省く。

* 作り方

1.キャベツ、ニラ、長ネギはみじん切り。ショウガとニンニクをすりおろす。野菜についた水気が多いとタネがべったりして包みにくくなるので、しっかり水気を切る。
2.「1」に豚挽肉を混ぜ、塩、こしょうを加える。ごま油を加え、さらによく混ぜる。
3.大葉はみじん切りに、エビは1cmぐらいのぶつ切りにする。
4.タネを2分割し、ひとつはエビ餃子に。残りはさらに2分割し、しそ餃子とシンプルな餃子にする。
5.根気よく包む。

※ カレーは残り物のカレーなどにパン粉を適量混ぜまとめると包みやすい。
※ あまったら冷凍庫で保存できる。