子どもとiPhone(ゲーム編)。

昨年の秋にiPhone4に機種変更したとき、それまで使っていたiPhone3Gは売却するつもりだった。ところが兄弟(小4と小2)の猛烈な反発に合い、「お年玉全額と交換」との条件で手元に残した(お年玉は彼らの口座に貯金しました(笑))。
兄弟の目的はもちろんゲーム。DSはあるのだけど、iPhoneのゲームアプリは種類が豊富で、いろいろ遊べるのがいいみたい。たとえば、「TAP10」は、上から落ちてくる数字の書かれたブロックを組み合わせて10にして消していくもの。単純だけど面白くて大人もハマる。以前、家族で百マス計算を競ったこともあったけど、そのときと同じように盛り上がる。
CAT PHYSICS」は、猫から猫へボールをパスするパズル。最初こそコロコロと転がせば良いのだけど、ステージが進むにつれ、ジャンプボタンやワープドアなどのアイテムが増えて、縦横無尽にボールを飛ばさないとクリアできない。小さな画面とにらめっこしながら、「こうかな? こうかな?」と考えるのが楽しくて、難易度の上がったステージをクリアできたときは、ハイタッチして喜んだ。
PowerWords 2000レベル」もなかなか。カテゴリーとしては教育ソフトになるのだけれど、ゲーム感覚で英検5〜4級、TOEIC400点未満相当の英単語を覚えられる。正しいスペルを選ぶ3択問題は、大人でも「あれ?」と思わせる紛らわしさ。何度も間違った単語はブラックリストに入るなど反復もしやすく、子どもに任せても大丈夫なのが有難い。実際にスペルを書き綴ることはできないのでノートに書くようにしたり、日本語訳も多少乱暴なところもあるので多読と組み合わせたりすると、さらに効果的かなと思う。
もちろん、そんな優良なものばかりではなく、フーリガンとなってサッカー場で選手を殺しまくるとか、巨大なワームになって逃げまどう人々を襲うなんて穏やかではないゲームもある。小さな子どもには親がゲームを選んであげた方が良いだろう。でもこのようなゲームをいっしょに「バカバカしく遊ぶ」ことで、子どもの残酷性(のようなもの)を発散させ、ゲームに対する適応性や理解を高めることもできるのではないだろうか。優れたゲームも下世話なゲームも使い方次第。子どもに与えてオシマイではなく、親子の共通の話題にすることで、毒は薄まり、得られるものも多くなるのではと思う。

TAP10

CAT PHYSICS

PowerWords 2000レベル