Archives for the ‘recommend’ Category

毎日食べたい、愛おしいお菓子。

いいだ菓子店さんのことを知ったのは、尾張旭のオオロラ舎さん。素朴で飾らない焼き菓子だけど、なんともおいしく、毎日モグモグ食べても食べ飽きない。なんだろ? これ? そんなおいしさの秘密を知りたくて、いいださんにお話を伺いました。

「子どものころから作ることが好きでした。学生時代に学んだのは家具作りやインテリア。でも飲食のアルバイトでデザート作りに出会い、以来、お菓子づくりの道へ。都内のカフェやレストランのデザート部門で10年ほど働きました。」
いいださんは娘さんの誕生と同時に自宅に工房を設け、小さなお店を始めます。そのとき彼女が選んだのは、華やかなデザートではなく、スタンダードな焼き菓子でした。
「いろいろなお菓子を見たり食べたりしましたが、気がつくとドーナツやスコーン、鯛焼きなどを選んでしまう自分がいて(笑)、私はやっぱり『おやつ』が好きなんだなって。ケーキやきれいに盛りつけられたデザートも好きだけど、毎日でも食べられる身近なおやつを作りたい。上質でおいしいお菓子を作りたいと思ったんです。」 More… »

幻の接客。

先日、1通のメールが届いた。差出人はある居酒屋のアルバイトの女性。出産を機にお店を辞めると教えてくれた。彼女と知り合ったのは子どもがまだまだ小さかったころ。当時はまだ分煙ができていなくて、電話で予約するといつも小さめの個室を用意してくれた(後にこのお店では分煙され、子連れのお客さんも増えた)。愛想のいい人だから子どもたちも懐いて、近くに行くついでがあると連れて行くようせがまれた。 More… »

山口マオ作品展ーマオ猫の行方

先週の土曜日、29日、古本市の終了後、東区にあるギャラリー・スペースプリズムで開催中の「山口マオ作品展ーマオ猫の行方」を観に行きました。金・土の2日間、山口マオさんが公開制作をされていたのです。
ギャラリーには、壁一面にマオ猫やわにわにくんが飾られ、たくさんのグッズも並びます。そして中央には椅子と机、マオさんはすでに木版画の下絵を描いていらっしゃいました。さらさらさら。線に迷いがないのです。今回は2色刷りだったので彫板の表裏に転写して、彫刻刀で彫り始めました。古典的な木版画の彫師は下絵に正確に彫るそうですが、マオさんはざっくざっくと小気味良く彫って、机の上に木くずの山ができあがります。絵に勢いがなくなるから、下絵の線にこだわり過ぎないほうが良いとか。 More… »

PEU CONNUの花束。

村上春樹さんの「ノルウェイの森」で、主人公のワタナベがミドリの家に招かれたとき、水仙の花束を買っていくエピソードがある。彼はそれを駅前の水辺で摘んできたと話すのだけど、そんな素朴な花束が好きだ。なんのことはない、さり気なくてかわいい花束。
先日、大須のPEU CONNUで久しぶりに花束を買った。大須に住んでいたころはよく買っていたけれど、引っ越してからはなかなか買えなくなった。「どんなふうにします?」「おまかせで」。以前のようにお願いすると、ゆかりさんはお店をひとまわりして、花と緑を選び、ささっと仕上げていく。 More… »

ぶどうの秋は早足で。

実りの秋をいち早く実感できるのが、日進市赤池の「葡萄のふくおか」さん。今年の発売初日は8月4日でしたが、既に2品種(ヤトミ・ローザ、アリサ)が完売。デラウェア(写真左)、ハニー・シードレス(右)もあと数日とのこと。「デラウェアなんて珍しくもないし〜」と思う人は少なくないと思いますし、僕たちも最初のころは敬遠してました。でもふくおかさんのデラウェアは一味違います。味が濃く、新鮮、しかもグラム70円程度とリーズナブルなのもうれしいのです。 More… »